誰か…助けて…ッ!!
三浦くんッ!!



「理彩ちゃんになにやってんだよ!!」



――この声は、三浦くん!?



「…三浦くんなにしてるの…?」



「なんか嫌な予感がしてさ…」



三浦くんって勘が鋭いかも……



「……お前が三浦和哉だな……?
お前は排除しろと命令されていてな
悪いが殺させてもらうぞ!!」



……排除!?
誰がそんな命令を…!?



「俺は死なねぇー!!
俺は理彩ちゃんを守るんだよッ!!」



…―ドキンッ



急に変な事言わないで……
心臓が持たないよ……



ときどき見せる真剣な顔が一番
弱いかも………



「……あッ
花音ちゃんがッ!!」



私は慌てて二階に上がる



花音ちゃんは無事だった



「……よかった……」



ホッとしたのも束の間一階で凄い音が
聞こえて来た



――ガッシャーン、ドスッ



もしかして…
三浦くんがやられてるの!?