――秘密の路地裏



「…失敗したのか…」



「…は、はいッ!!
すみませんッ」



「なるほどね…
男が思ったよりも強かったの
かしら?」



「は、はい…」



「しかも理彩に手をあげた…
ということか…」



「すみません、お頭ッ!!」



「死ね…
お前らに用はない…」



――パンッ



拳銃の音が響き渡る―



「やり過ぎなんじゃない?
また警察が動くわよ…?」



「いいんだよ…
理彩に手をあげたんだ
それくらいで罪滅ぼしになるんだ
よかったじゃねーか…」



「そうね…
あなたの奥さん、私達の博士に
なるんだものね…」



「あぁ、美しい奥さんだろ?」



「そうね…
美女だわ
そこらへんの女よりは…美少女だわ」



「市民と同じくらいにするな
アイドルより美人だ…」



「あなたってほんとに好きよね…
私達の計画にあの男は邪魔だわ…」



「そうだな…
排除しなきゃいけないな…」



暗闇に2人は消えていった…