とにかくバレたら退学
なのよね…
どうしたものか…
「理彩ちゃ〜ん?」
えぇいッ!!
どうにでもなっちゃえッ!!
「…し、知り合いの子なの
だからちょっと預かるわけ」
「でもさ〜、
なんでカゴが玄関前にあって紙が
置いてあるわけ?
捨て子なんじゃないの?」
三浦くん勘が鋭い…!!
もう仕方ないよね…
三浦くんには話そう…
「…はぁ。実はね…―」
私はすべて話した
なんて言われるんだろう…?
正直ビクビクしながら
三浦くんの言葉を待った
「…―理彩ちゃん偉いねッ!!」
「………は?」
どこがどう見えて偉いの?
普通じゃないの?
「偉くなんてない…」
だってまだまだ親に追いついて
いないんだもん…
―ガサッ
…………?
なんの音……?
「…誰かいるの…?」
そういえばここはまだ外
だった
あ、花音ちゃんが
冷えちゃう……
とにかく中に入らなきゃ
家に入ろうとした途端…―

