【完】*花音* -秘密の赤ちゃん-






そしてすぐに三浦くんの病室に案内された



私が立ち去ろうとすると和美さんが私を止めた



「……待って!
理彩ちゃんがいてくれた方がいいと思うの」



「で、でも……私は………」



“もう、三浦くんと関われない…”と言おうとした瞬間に茜が肩をたたいた



茜を見ると微笑んでいた



「…病室に行ってあげなよ
きっとカズ喜ぶと思うな
喜ぶ顔……理彩も見たいでしょ?」



「ばぶぅ!」



茜と花音ちゃんが私の背中を押してくれた



「うんッ!」



私は息酔いよく頷いた