蘭蝶Ⅲ【完】

あたしもあえて何も言わず、二人で皆とのところへ行く


それに…

さっきの声も気になる


応援も来てるから人では増えたけど…

相手も増えたから、まだ油断はできない



蓮「止まれ」


少し前を走ってた蓮が急にとまり、あたしを振り返る



桜「どうしたの?」

蓮「あそこに上れ。少し様子を見た方がいい」




蓮が近くにあった木を指指す


登っても大丈夫か確認をしてから木に登る


定位置を見つけ蓮を探すとすぐ近くの木の上にいた


木の上からだと見渡しがよく、皆の姿がよく見えた



桜「……楓はどうした?

右腕を庇いながら戦ってる。

あと…翔太。

左足をひきずってる」



この二人には周りに人がついてカバーしてるけど

敵から目をつけられてるのは一目瞭然