蘭蝶Ⅲ【完】

來「やっべ…」


時計を見るともう10時


理事の人が来る時間だった


來「おい、お前ら静かにしてろよ!」



そう言うと來さんがドアを開けた


「失礼します」


そういうと理事の人らしき人が入ってきた

全員「………………」


うわぁ…

なんというか…真面目君?


対する真面目君もあたしたちを見て表情が険しくなる



「誰ですか?」

來「ここの生徒で俺の後輩」

「何故理事長室にいるのですか?

普段、ここは生徒は立ち入り禁止のはずですが」


そうだったの?

ここが立ち入り禁止だって初めて知った



楓「ねぇ~真面目君。名前は?」


あ、やっぱ真面目君だよね?


「…真面目君、とは何でしょうか?

あと、人に名前を聞くときは自分から言うのが礼儀だと思いますけど」



あ…

ちょっと怒ってる