そこであたしも怒りが耐えきれなくなった


桜「あたしの質問に答えろよっ!

その痣は、あいつのせいでできた。違うの!?」


千夏「確かにそうよ…!でも、それが何だっていうのよ!

さっきから聞いてればお母さんが悪いようにばかり言って…

仮にも母親でしょ!?」



桜「あたしはあいつを母親だと思わない。

それに、もう二度とあいつを母親だと認めることもない」




あたしは…自分でも驚くほど冷たい声を出して言った


そう。もうあいつは…

あたしにとっては何にもない、ただの“敵”



あたしの大切なものを傷つけようとした…


だから、絶対に許さない



千夏「…何で…何で……何でよ!?何であんたなんかと…」


桜「…千夏…?」



…千夏が、泣いていた…