蘭蝶Ⅲ【完】

それに、車の中だと気を抜いちゃうしね



桜「それで、あたしが一旦蓮の部屋に行ったときに柱の陰から千夏が見えたんだ。

だから、お風呂に戻ったときに総兄にお願いしたの」


総「千夏が付けてきてるからどうにかしてってな」




総兄が苦笑しながら言った




桜「確かにそう言ったけど…それからどうなったの?」



そっから先は、あたしも分からない




総「あぁ。桜が、『多分、あたしの部屋に何か仕掛けるつもりだと思う』

って言ったから、俺たちが寝たら高松は入ってくるかなって思ってな?」




そこで、まさか…という考えが浮かんだ



もしかして…今日の朝、皆が床で寝てたのって…?