蘭蝶Ⅲ【完】

蓮が起きないようにそっと手を解き、時計が見えるところに移動する



桜「…5時30分…」



まだ早朝だった


でも、ある意味よかったかも…?


もっと遅かったら、登校してきた生徒にみられていただろう




蓮「…んー……」



蓮が目を覚ましたみたで、上半身だけ起き上った




蓮「…あ?…ここどこだ…?」


桜「蓮?おはよ」


蓮「はよ…って、桜?あ?ここグラウンド?」


桜「あたしたち、あれからここで寝ちゃったみたい」




そういうと、『マジか…』


と蓮が苦笑した