恋のうた


えっ?

ドキッ―…


「……。」

でも駄目だよ。
聴けない…

「ダメだよ。恋人に
聴かせなきゃ。わたし
お金もらってるだけだし」
下を見ながら答える。

「わたしに聴く資格ないよ……」

蓮は悲しそうな顔をして

「…そっか。ごめん」

と言ってギターを元の
場所に戻した。

なんか自分で言ってて
ムナシイ。

グイッ―…

「!!」

ドサッ。

蓮をベッドに押し倒した。

「Hなら教えてあげる」

なんて言うわたし。
びっくりする蓮。

そして悲しそうな顔で

「…。そういうこと
いつも客にしてるの?」