「手に取ったとき絶対
これしかないって」

あ……

目が。

「高音域の音をキレイに
奏でるんです」

お互いに目が合う。

「だから俺、彼女が
できたらギターを弾いて
歌をプレゼントしたい
んです」

優しい表情で話す蓮。
キレイな瞳に吸い込まれ
そうになる。

「今すごい自分もってる
って顔してた」

「本当ですか!?」

「うん、絶対彼女
できるよ」