体で伝える愛言葉

一分一秒がもどかしい。


「大丈夫だって。心配しすぎ。」


「でも…」


琴弥に電話して気を紛らわせても、やっぱり気になる。


「そんなに気になるなら電話してみれば良いじゃん。」


琴弥さん…。


「…じゃなくて、メール。」


「喧嘩売られたのかと思った。」


「はぁ?」


「冗談だよ。大丈夫。待ってるって約束したし。」


「本当に?気分転換に遊びに行かない?」

「たぶん状況変わらないよ。」


「何よ~親友の誘いを断るわけ?」


「要するに、付き合ってほしいのね。」


「なんだ。わかってんじゃん。」


私は琴弥に半強制的に連れ出された。


琴弥と遊んでると気ぶんが紛れる。


凜も今日はおとなしい。


夕方になって私たちは解散した。