狼彼氏に甘いキスを



「…んぁ、っ」


やばいっ。

おかしくなりそう。


というか、やめてくれないと本気でやばい。



「はると…も、やぁ…」

「なんで?」


わかってるくせに。


「これ以上はっ、…だめぇ」


学校です。

これ以上は無理。


だけど、止まらなくなりそう。



「我慢できないんだ?」



甘い囁きが耳元でする。


あたしは、素直に頷いてしまった。


「夏織、かわいー」


そう言って、暖人は指の動きを止めた。

身体から骨が抜けたようにくたっとなる。


「…続き、うちでしようか?」