【夏織side】 ささくれた気持ちでやって来たのは裏庭。 じめじめしてて、日陰だから人がまったく来ない。 だから、ここに来た。 少し一人になりたくて。 不安になってばかりなあたし。 暖人を信じるって決めたのに。 彼は、あたしを不安にさせない努力をしてた。 優しくて、甘い。 それはあたしが望んだこと。 もちろん、今でも。 暖人は不安にならないのだろうか。 あたしは暖人を不安にさせない努力をしてない。 それは、暖人に失礼なことかもしれない。