狼彼氏に甘いキスを





ちょっとお上品な格好してみたりして。


「雰囲気が違うね?」


暖人も驚いた。

あたしも人生でこんな格好をする日が来るとは…。


「そりゃあ、まぁね」


親に会うんだから…。

「よし、行こうか」


「へ?どこに?」

家じゃないの?


暖人は苦笑い。

「色々あってね」


色々がありすぎだ!!



暖人は携帯を取り出して誰かに電話しだす。

「いいぞ」


暖人がそれだけ言って、電話は終わった。

どんだけ短い電話なの!?



しばらく待ったら、あたし達の前に高級そうな車が止まった。