キミと私の49日間 ~虹の端できっと・・・~

…は?

声がした方向を向いた時だった
この教室から出ることは可能なのか?
と聞きたいほどの女子が、群れとなって 押し寄せてきていた
それはもう、押しくらまんじゅう状態

朝のSHRが終わったときは男子もいたの だが、今ではほんの数人…

まあ、さすがにこの群れの中に入ろうと いう勇気は出ないと思うが…

それにしても、すごい人数だな…


隣の席の天野っていう奴はいつの間にかいなくなっている

あれ?
そういえば佐渡っていう奴もやたら急いで教室からでていったっけ


女子たちがきゃっきゃと騒ぎながら話しかけてくる言葉を、ちくわのように右から左へと聞き流しながらそんなことを考えていた