キミと私の49日間 ~虹の端できっと・・・~

「よろしく!」

俺は、その、興味なさそうな奴にそう声をかけて返事を待ったが、一向に返ってくる気配がない…


まさかの無視?!

そこまで興味ないとは…

まあ、好都合…なのか?



「…おい!」

そんなとき、前から声が聞こえてきた

「え…俺?」


「そうそう!お前だよ

えーっと、名前は…
ああ!思い出した!


山田だろ?」



得意気に聞いてくる、前の席の誰か…


名前を思いっきり間違えていることにも気づかず…

全然ちがうだろ
中川が、どうやったら山田になるんだ?


「あっ、そうそう、1つ忠告~」


山田だと確信しているのか、あっているのかも聞かずに、次の言葉を話し始めた