キミと私の49日間 ~虹の端できっと・・・~

「なあ…」


そんな声とほぼ同時に肩をたたかれた



「…なに?」



声をかけてきたのは今日来たばかりの転校生




「お前、怒ってんの?」



「はい?」



そんなことを聞いてくるためだけなんかに呼んだの?
バカバカしい…


「いや、だからお前怒ってんのかな~っと思って」



「別に…

そんなことだけのために、呼ばないで下さい」



「いやいや、そんなことだけのためじゃないから


俺さ、今日転校してきたばかりで教科書ないから、一緒に見せてくれねーか?」