「俺、そんな適当な恋愛はしたくない

ちゃんと好きな人に出逢って、一生そばにいてもいいって思える人と一緒に



虹の端にいきたいんだ…」



そう言ったキミの顔は輝いていた



″虹の端″


その言葉を聞いたのはいつぶりだろう…


この言葉を初めて聞いたのは、たしか4歳のころ


おばあちゃんが、まだ元気だったころのこと
いつもニコニコ笑っていて、料理と編み物が得意でお喋りが大好きだった。
髪は白くて長いのに、よく手入れされていて、料理の邪魔になるからと可愛らしいゴムで1つに束ねていた。


小さい私には、たくさんの不思議があった

不思議なことを見つけるたびにおばあちゃんに聞いていた

どうして?
どうして?

色々なことを聞く私に、いつも丁寧に教えてくれた