「んじゃあ
早速手伝って!」



「私は、何を手伝えば?」


「は?
何言ってんの?
だから、俺の彼女探しを手伝ってって言ってるんだけど?」


「それは、嫌です」

「なんでだよ
さっきOKしただろ?」

「いや、もっと深刻なお願いかと…」

「俺にとったら、深刻で深刻で深刻なの!
分かった?」

「いや、分からないです
というか、それくらい自分でやって下さいよ」


瀬川 裕也、という人物は不細工ではないと思う

普通よりもかっこいいぐらいじゃないのかな?
多分…
私にはよく分からないけど、生きてたら
多分少しはモテてたんじゃないの?

「あなたみたいな人だったら、多分彼女なんてすぐ出来ますよ
そこら辺にいる人に声かけたら、もうすぐですよ
だから、頑張って下さい

それじゃあ」


そう言って、帰ろうとしたら腕を掴まれた