キミと私の49日間 ~虹の端できっと・・・~

~心海 side~



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「それで、考えは纏まりましたか?」



「あぁ…」


時間というものは何をしていても過ぎていくもので、いつの間にか放課後を迎えていた。

学校に近いこの公園には、部活動に励む生徒たちの声が聞こえてくる。


「繰り返し言うようだけど、俺に好きな人が出来た。
だから心海には、この恋を応援してもらいたい。」


「それが叶えば、私の前から消えてくれますか?」


私の言葉を聞いて、裕也はうなずく。



「約束する」

この一言を添えて。