キミと私の49日間 ~虹の端できっと・・・~

裕也 side



「ふぅ…」


1人になって、思わずため息を吐いた。



「どうして信じちゃうかな?」

誰にも聞こえない独り言をポツリと呟いてみる。

まさか瞬間移動が出来るだなんて“嘘”を信じてもらえるとは思っていなかった。

まあ、信じてもらわないと困るのは自分なんだけれども…


「なんだかなぁ~
もうちょっと疑ってくれなきゃ、罪悪感あるじゃん…」

やはりこの声も誰にも聞かれる事なく、消えていく。