《バンッ》
「もういい!でていけ!  お前なんかいても足手まといになるだけだ。」

 「ふんっ!ウザイんだよ!死ね!!」

 岬は教室をとびだした。
 (あ〜あ、なんでこんな事いっちゃったのかな・・・最悪だ・・・私)

 岬は心がしめつけられるように痛かった。

 岬はふとトイレの鏡の前でたちどまった。

 鏡にうつったのは、16歳の自分。真っ黒な髪の毛が肩までのびている。