彼女は、空になった






遙達を気にすることなく
ワイシャツを脱ぐ。



「今、替えのワイシャツ
持ってくるから待ってろ。」





二の腕と手首にしている黒の
サポーターを、取る。





其処に描かれているのは、中学生
の時に入れた、刺青。





―‥忘れないために。


忘れちゃいけないから。