彼女は、空になった







渓を先頭に近付いてくるいつもの
メンバーたち。




渓。渓だ、渓なのに―‥




『(‥お‥父さん‥!!)』




来ないで。来ないで!!
あたし、いい子にするから!!
殴らないで!蹴らないでっ!



―‥殺さないで!!!!!





「―‥‥桃華、?」



「―‥おい、渓。
あいつ、様子が変だ。」



『―‥ハァハァハァ‥。
や‥‥めてっ‥―。』



「―‥!もしかしてっ!夢っ!?

―‥夢を見たのっ!?」



『ハァ‥ハァハァッ‥‥‥、』


―‥苦しい。息が出来ない。



助けて、誰か。助けて。





パタパタパタ―‥





「―‥桃華!!!」