彼女は、空になった









―ドンッ!


「って‥‥―。

あ、あれ?桃華ちゃん?」


「あっ!桃華いたし!」



偶然、居合わせた幹生にぶつかっ
てしまった‥―。


幹生の後ろにいる、玖美。



また、その後ろにいる
いつものメンバー。




今は、それどころじゃない。


幹生達を無視して、走る。

ただ、ただ走る。


後ろから聞こえる声に反応すら
出来ないほどの吐き気が襲う。






―‥気持ち悪い。血が‥。



血がっ‥‥‥―!!