彼女は、空になった







バンッ‥‥―!


「「「「「‥‥‥‥、」」」」」




この残虐的な光景を見て声すら
発せられない、5人。




咄嗟にお爺ちゃんが、渓と玖美の
目を手で塞ぐ‥‥―。






―‥見ちゃ、ダメだ。



こんなの普通の小学生には
あまりにも惨い。



「―‥桃華!!!!!」


ギュッ‥と、
抱き締めてくれる棗さん。


すぐに携帯を取り出し救急車を
呼んでいる、雪。



渓達を、二階に連れていき母の元
に駆け寄る、お爺ちゃん。




「―‥由加っ!由加‥!!
しっかりしなさい!!
由加ぁ‥―!!!」



由加、母の名前だ。









―‥ピンポーン‥ピンポーン。






ガチャ‥‥‥‥―。




―‥なんて、タイミングが悪い。