彼女は、空になった







―‥これが、うちの日常だった。



あたしとお兄ちゃんは半分しか血
が繋がってない。



あたしは、お母さんとお父さんが
不倫した際に出来た子供。


お父さんは、結婚していた。

だけど、お母さんを騙して抱いて
挙げ句、妊娠させた。



妊娠を知った父は『おろせ』の
一点張りだったそうだ。


だが、母は『例え認知してもらえ
なくても絶対産む。』と。



―‥お父さんには家庭があった。

あたしと、同い年の娘さんがいて
あたしの2つ上の息子さんがいて
綺麗な奥さんがいて―‥。



『認知しなくてもいい。
お金もいりません。』



そう、言った母。



父もそれなら、と産むことは許した。


―‥だが、それは今後一切自分に
関わるな、とゆう条件付きだった。




父は余裕だったんだ。


「コレでバレない、!」
【嗚呼、良かった。】








―‥だが、神はそこまで
優しくはないのだ。





罪深き愚か者には制裁を。