彼女は、空になった









――‥屋上にただ、1人。



『‥やっぱ遙は、真っ直ぐだ。』




―‥惹かれていない。


そう、言えば嘘になるだろう。




―‥言わない。言えない。


何故、雪と肌を重ねるのか。

何故、死人のような目をしているのか。

何故、隣に雪や渓達がいないと
眠れないのか。






―‥何故、心を閉ざしたのか。






―‥‥ねぇ、遙。大丈夫。


―‥あたしも、此処にいるよ。



貴方が、あたしを忘れない限り
『あたし』は永遠なんだ‥―。