彼女は、空になった








―それから毎日のように久木遙達
と共に居る。


少しずつ会話も増えた。

少しずつ距離も縮まる。


―‥夜は、憐か雪と過ごす。



毎日が、青空だ。






『眠い。』

「渓〜。桃華、寝るってさ。」


「玖美、あんた膝枕でも
してあげれば?」


「えぇ!!玖美ちゃん!

俺にしてよ!ねっ?」


「やかましいぞ、翼。」


「チッ‥涼太のバカ。」


「ガキか。お前は‥‥。」




ここ最近、分かってきた。



遙は慣れてきたのか、元の無口に
戻ったみたいで口数が少ない。



―‥クールで、無口。

だけど、其処に優しさはある。
好きな物は、酒と猫。

喧嘩はこの学校でも、この地域で
も一番強くて有名な暴走族の総長
に推薦されていたらしい。

―‥断ったみたいだけど。


4人の中でも、ずば抜けて顔立ち
が良くて広範囲でモテる。
リーダー的存在だ。