彼女は、空になった









「うん。少しずつでいいんだよ。

ゆっくりで、いいから。」


「桃華にはあたしも、渓も雪くん
も憐くんも、おじさんも棗さんも
いるんだよ。だから、きっと
大丈夫だよ!ねっ?」




『―‥うん。そうだね。

遙達のこと知りながら頑張る。』



「「―‥‥うん!」」




棗 ナツメ とゆうのは、お爺ちゃん
の息子さん。母の弟でもある。



しばらく、会ってないな。


近々、お爺ちゃん家に顔でも出し
に行こうかな‥‥―。










―‥‥ジワジワと、ゆっくりと。


迫りくる影に、あたし達は
気付かなかった。