彼女は、空になった







「―‥寝たねー、桃華。」


「昨日寝てないのかな?でも、確
か雪くんいたよね?」


「―‥雪って、保健室の?」


「うん!あれ、幹生くんって雪く
んと知り合いなの?」


「あの人、ここらじゃ有名だろ?
俺達も一応、名前売れてるし遙な
んて喧嘩バカ強いし、ちょっとし
た知り合いなだけだよ。」


「そうなんだ!」


「玖美ちゃんたちも雪くんと知り
合いなんだ?」


「うん!あたし達より桃華と雪く
んがすごく仲良いの!

ね?渓。」


「あぁ、まあ、うん。

玖美、お喋りもいいけど程々にし
なよ?」


「分かってるもん!」


「あ、ちょっとトイレ。」


「あたしも行く!」


「行ってらっしゃ〜い。」