彼女は、空になった







「あ!桃華、こっち!」


『‥‥‥‥‥‥‥、』


なんだ、あの組み合わせは。



昨日会った久木遙と田邊幹生、あ
と知らない男の子が2人に何故か
渓と玖美がいる。


『(‥派手な、集団。)』


―‥久木遙と目が合う。あの見透
かしたような目と。




「桃華?おいでよ!仲良くなった
んだよ!この不良さんたちと!」


「こらぁぁ!!玖美ちゃん!不良
さんって言うなぁぁ!」




『(うるさい人。)

―‥パス、』



「え?パス?」


『あたしはいいや。』



出口に向かう。

嫌だ、関わりたくない。久木遙と
は関わりたくない。


きっとあたし、彼には弱い。


―‥‥女の勘ってこと。