彼女は、空になった










お墓を前に、彼女の煙草に火をつ
けて石の上に置き、自分の煙草に
も火をつけた。




「――‥よぉ、ブス。」




返答など、当たり前のようにない



もう、一年。


まだ、一年。



彼女が、居ない時間は凄く長くて
長すぎて、寂しい‥―。



「―‥おい、ブス。

返事しやがれ。」




実際、まだ現実を100%受け入
れてる訳じゃ無い。



――‥、しばらくして遙は、立ち
上がる。




「――‥、またな。」




―‥1人になると、襲う孤独感。



―‥君に逢いたくて。

逢えなくて、―‥苦しい。