彼女は、空になった







―――――‥‥‥‥



「よし、行くかー‥。」




月日は流れ、あれから一年。



―‥今日も学校だ。


空は晴天。少し、暑い。

煙草を灰皿に押し付けて、ズボン
に財布と携帯を入れて玄関に向か
う‥‥―。




ガチャ――‥。




「おっ!おせーぞ!!」


「遅刻しちゃうねぇ。」


「―‥‥‥ねみぃ。」


「あっ。遙くん、おはよう。」


「おはよう!!暑いね!」



渓と玖美も、今年から同じ専門学
校に入学した。



「―‥‥‥。ハァ。

翼と玖美は、元気だな。

俺は涼太に同感だ。」





6人で、通い慣れた道を歩く。


家から、学校が近くて便利だ。



―‥‥1人足りない、と一年経っ
た今でも、感じる。



多分、そう感じるのは全員だ。