彼女は、空になった







最後に、遙。大好きな、遙。




『また、明日』なんて、守れない
約束をしちゃって本当に、ごめん
なさい。



初めてだった。

今までの日々を、間違ってはない
って思えたのは。


あたし、遙に出逢うために産まれ
てきたんじゃないか、って本気で
思ってたんだから。


無口なくせに甘えん坊で、不器用
で口悪くて喧嘩上等でツンデレで
無愛想で短気で馬鹿で、

でも、優しくて強くて真っ直ぐで
温かくて素直で真面目で。

あたしを一生懸命愛してくれた。
あたしを、幸せにしてくれた。
あたしに、生きる意味をくれた。


此処に来てから、遙を想わない日
なんて無かったよ。


例え、この先、遙にあたしでは無
い愛する誰かが出来たとしても、
あたしは遙の幸せを一番に願うよ。


遙の笑顔の先に、あたしが居なく
ても、遙が幸せならあたしはそれ
でいいって思える。

いつか、あたしの命の旅が終わる
その時も、遙の幸せを祈りたい。

もし、生まれ変わったら次はずっ
と遙の隣で、笑いたい。
遙を包み込んであげられるような
空のような人間になって、また、
遙と出逢いたい。



だから、遙。泣かないで。
どうか貴方はずっと笑っていて。


あたしは空になって、遙の笑顔を
照らし続けたいから。