彼女は、空になった








医師から受けた説明を聞いてコレ
は夢じゃないんだ、と嫌でも思い
知らされた。









――‥中学生の頃に発症したスト
レス性の心臓発作。



高校に入学した時点で、あと残り
は一回だけだったこと。



治療を受けず、薬も飲まず抗う事
をしなかった彼女。



俺達と他人になり嫌がらせを受け
ていた時には、すでにもう心臓は
限界寸前だったこと。



毎日、彼女は軋むような心臓の痛
さに耐え続けていたこと。












――‥俺と、約束を交わした前日
に【余命宣告】を受けていた事。