彼女は、空になった












――‥‥大好きな、遙。







貴方が悲しく、涙を流す時は私は
雨となり、共に涙を流そう。




貴方が嬉しく、笑う時は私は太陽
になって貴方の笑顔を、目映いく
らいに照らそう。




貴方が寂しい、と感じたら私は風
になり貴方を優しく包み込もう。




貴方がいつか、死に行く時は私は
虹となって貴方を誘う(いざなう)
道を作り出してあげよう。



貴方がもし、道を見失ったら私は
幾千の星屑となり、貴方の道に光
を灯そう。









―‥私は、空になりたかった。