彼女は、空になった










人間とは、不思議なもので、―‥
迫り来る自らの死に、気付く。











「‥‥〜っ!こっちぃ!


ママ!パパー‥‥〜っ!」


「〜〜〜‥‥こら!

危ないわよ!」



近所の親子の明るい声で目を覚ま
す――‥‥。




『(――‥‥。‥‥?)』



いつもと同じ朝なのに、何故か違
和感がある。




『(――‥なんでだろ?)』


いつもは夜に書く日記を何故か、
今書かなきゃ駄目だ、と急かされ
る気持ち―‥。




まだ起きたばっかだとゆうのに、
その手にペンを握り日記を開く。




何を、書けばいいんだ?


まだ『今日』が始まったばかりな
のに――‥。





『(―‥‥。なんか、変。)』




ふと、頭に過った全てをスラスラ
と書き連ねる。




絶え間なく頭に過る想いをペンに乗せ
ひたすら書き連ねていく‥――。