彼女は、空になった










―‥その後、美伽とはもう関わる
ことをやめた。




『いつか、桃華は戻ってくる。』




そう―‥‥信じていた。


同じ空の下で、生きているならば
いつか、どこかでまた君と逢える
かもしれない。

―‥信じて、疑わなかった。






――‥俺達はまだ、桃華の病気の
ことを知らなかったんだから。








知った時には、遅くて君は空とな
って届かぬ場所へと旅立ってしま
ったんだ―‥。