「――‥。
私から、桃華について君達に言え
ることは、何1つない。」
「っんでだよ!!!
アイツに、何かあったのか!?
―‥っ今どこにいる!?」
雪くんは冷静さを保てずにただ、
必死に問い詰めていた。
俺と幹生達は、ただ理事長と雪く
んの会話に耳を澄ませている。
その隣で、長年連れ添ってきたか
らこそ、分かるのだろう‥―【何
か】を察した渓と玖美は、膝から
崩れ落ち、泣いていた。
そんな2人を支える幹生と涼太。
――‥嗚呼、本当に、何がどうな
ってんだ‥―。
理解し難い状況に、頭が追い付か
ない‥―。
