彼女は、空になった









雪くんの尋常じゃない焦りと教師
とは思えぬ、言葉遣い。



明らかに普段の雪くんじゃない事
で、生徒達はざわめく。




だが、雪くんの言葉を聞いた瞬間
俺と同じクラスの幹生、翼、涼太
は椅子から立ち上がり雪くんの元
へと行った――‥‥‥。






「――‥っ!

いねぇって、どうゆことっすか!

アイツ―‥昨日までいたのに!!
‥‥―っ渓!渓と、玖美には聞い
たんですか!?」




俺は、雪くんの肩を揺さぶる。



「―‥遙、落ち着けよっ‥。」


「‥桃華が居ない、って‥―!」


「何が、どうなってんだ―‥。」



涼太も翼も幹生も、口々に焦りを
隠せずにいる。