彼女は、空になった









相変わらず、心臓は軋むような痛
さに時々、襲われている。


多分もう、手遅れなのだろう。



――‥だが、不思議と恐くはなく
て、心はいつも穏やかだった。



コレがあたしの運命ならば、受け
入れなければならない。


――‥実際、半分は諦めだった。



『(――‥遙達に、逢いたいな。
今、何してるのかな。)』




5ヶ月、とゆう日々は長いような
短いような、複雑な日々だった。



―‥色々な、葛藤があった。



帰りたい、苦しい、遭いたい‥―


1人、泣いた夜もあった。


死にたくない、生きたい‥―。


本当は、今すぐ遙達の元へ駆け出
してしまいたかった。


―‥治療すればよかった、なんて
後悔した日もあった。




―‥拐いに来てよ、と虚しい願い
を夢見た日もあった。