彼女は、空になった







この頃になると、自分の事なのに
客観的に見るようになっていた。



渓達に、この痩せ痩けた体を見ら
れない為にHR後にすぐ抜け出す
教室。





――‥携帯は、見ていない。

持ってきてすらない。





ただ、窓から空を眺めている。


真っ青で澄んだ、この空。




『(―‥、空になりたい。)』