彼女は、空になった








下駄箱の中には、生ゴミや画鋲。


机の上にも生ゴミ。

『死ね。』『消えろ。』
机には散々、落書きをされた。


酷い時は、机自体を、空き教室に
追いやられていたりもした。

その度、取りに行くのが面倒だか
ら、床に座っていた。


渓と玖美の視線を、痛いくらいに
感じながら‥‥―。


担任には何とか誤魔化し続けた。




何も感じない―‥‥‥。

怒り。哀しさ。辛さ。悔しさ。



――‥‥何も、感じないんだ。



『ご丁寧に‥―。
毎日、毎日、飽きないのかな。』


そんな風にしか、思えない。