彼女は、空になった






それからは、毎日が地獄だった。



渓と玖美を、無視し続ける。


遙や、幹生達とすれ違っても目す
ら合わせず、『あたし達は他人』
と、見せ付けた。




出席を取る為だけに行く、学校。


HRが終わったら、すぐに空き教
室に行き、そこで1日を過ごして
いた。




――‥‥脱け殻だった。


空腹も睡魔も、何も感じない。


ただ、心臓が毎日軋んでいた。



体重は、たったの1週間で5キロ
も落ち、38キロになった。




『(―‥今日、何日?)』




雪や、お爺ちゃん達は、一生懸命
サポートしてくれていた。


――‥だけど、誰かと会話する事
さえ、嫌で嫌で仕方なかった。