彼女は、空になった








―‥きっとあたしは、端から見れ
ばただの尻軽女だろう。




憐と肌を重ねた後なのに、すぐこ
うやって雪ともお互いの体温を分
かち合う、あたし。




『あっ‥‥ん‥、』


「―‥桃華、俺の上乗れ。」


『ん、』



――‥安心するんだ。

人間の体温と匂いと、音。


雪の胸に、耳を当てる。
聞こえてくるのは、ドクンドクン
―‥とゆう、規則正しい鼓動。






『雪』の『音』。