彼女は、空になった








―‥雪は、いつだってあたしの、
たった1人のヒーローなんだ。





「―‥っ!桃華!!

ほら!紙袋だ!吐いて、吸え!!

血だらけじゃねぇか―‥!」



『―‥ハァッ‥ハァ‥、雪‥―、
なん‥で‥‥いる‥の‥?』



「渓達が、屋上に行ったら【あの
子】が居た、って―‥。

桃華が血だらけだから早く行って
あげてくれって‥―。

自分達じゃ、どうしようも出来な
いからってな―‥、

今、アイツ等は理事長のところ
に向かってる。安心しろ。

―‥大丈夫だ。俺が、いる。」









――‥雪。雪。雪。‥雪。

ねぇ、もう―‥辛い。
あたし、どうすればいい?

どうすれば、楽になれる‥―?