彼女は、空になった










―‥もう二度と、逢えないと知っ
ていたなら、俺はその手を意地で
も、離さなかったのに―‥。




君が見つめた全てを、俺は一生、
感じていたいんだ。




強がりな君の『嘘の強さ』を、
俺は『本当の強さ』と思った。



間違いだと、気付かずに。




もしも、君のその『嘘の強さ』を
見破る事が出来ていたのならば、
今も君は、俺の隣で
―‥笑ってくれていただろうか?





最期に見せた、あの切ない笑顔に
どんな意味があったのだろうか。










―‥嗚呼、君はやっぱり今も1人
で、泣いているの?