彼女は、空になった





「―‥あ、お前始業式も出ないで
勝手に帰っただろ?おじさん、心
配してたぞ。」


『眠かったの。』


「ったく、」



実は雪、ちなみに佐原 雪 サハラ ユキ
(23)は、あたしが通う高校の保健
室の先生。


おじさんとゆうのは、あたしの母
方の父、いわゆるお爺ちゃん。



唯一の身内での味方。
お爺ちゃんは学校の理事長。



だからサボろうが何しようがお爺
ちゃんがどうにかしてくれる。



得した気分になるのは内緒。